昨夜の「Fate/Zero」では主人公の外道ぶりが際立ったが、正論なのが怖い

昨夜の「Fate/Zero」は、ランサー陣営の敗北の話。
原作通りに主人公「衛宮切継」は、ケイネスの婚約者の片手を切り落としたうえで拉致、人質として、ケイネスに「自分」は手を出さないから、ランサーを自害させれば婚約者を返すと、契約を迫り、契約成立後、「自分」は手を下さないが「手下」に婚約者共々殺させるという念の入れよう…まさに外道
騎士道第一のセイバーが抗議すると、戦闘に価値があると思っている英雄が戦いの原因だとか、戦争は地獄そのものだと正論を吐いて、セイバー何も反論できず…
言っていることは正しいのだけど、結局は「正義」ってなんだろうという話なんだよね。多数を助けるために少数の犠牲は必要悪だと割り切っている姿勢は首尾一貫しているけど…、最終的には悲劇に向かっていくことが分かっているので救われないよねぇ。