今日は通院の日、毎度の事ながら待ち時間が長いので、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない3」(伏見 つかさ 著)を購入し、読んでいた。
この小説、主人公視点固定のため、他の登場人物の心情を行動描写からしか推し量れず、妹が主人公の事を本当にうざいと思っているのか、実は極度の照れ隠しなのか、感じ方に大幅にぶれが生じるところが面白い作品だと思う。最終的にこの小説が完結した時に、妹の心情を公開されると、かえって面白みがなくなるんじゃないかなぁ。
いまいちだなぁと思ったのは携帯小説の盗作事件の解決過程、かなり都合が良すぎるような気がする。実際には、投稿サイトのアクセス履歴と携帯の通信履歴を突き合わせればいいんじゃないかねぇ。まあ、通信ログは裁判所から令状でもとらないといけないのかもしれないが…。