2月 10, 2010

涼宮ハルヒの消失

映画「涼宮ハルヒの消失」を観賞してきた
もう、何度も文庫本は読みふけっただけに、ストーリーは十分把握済。それでも、2時間40分の長い上映を短く感じさせるほどのよい作品だった。
内容はタイトル通り、本シリーズのメインヒロイン「涼宮ハルヒ」が消失する話です。主人公以外、誰一人として「涼宮ハルヒ」がいたことを覚えていません。SOS団の仲間も皆、人間関係が変わってしまっています。ある朝目覚めたら、世界が変わっていました、というわりとよくある題材です。
まあ、この話の肝はそこではなく、「長門有希」がメインヒロインとなるお話でしょう。いつもは沈着冷静にどんな事態にも感情すら動かさず対処できる頼れる存在が、一転して、気弱で小心な女の子に変わってしまいます。「涼宮ハルヒ」は消失してしまっているのでほぼ脇役。
とにかく見どころは
・部室で肩を掴まれて壁際に追い込まれた時の怯えた長門有希
・文芸部の入部届を渡した時の長門有希
・文芸部室で主人公の視線に恥ずかしがっている長門有希
・マンションで帰ろうとした主人公の袖を思わずつまんで引き止める長門有希
・文芸部の入部届を返した時の長門有希
・対情報操作用遮蔽スクリーンと防護フィールドの展開のために主人公の腕に噛みつく長門有希
・病院の屋上で主人公の「雪」って台詞に思わず反応してしまった長門有希
・図書館で子供たちが図書カードを作っているのを思わず見てしまう長門有希
などでしょうか。
ちなみに次点として
・笑顔で主人公をナイフで刺す朝倉涼子、血しぶきに怯えている長門有希
も入れてもよいかな…
それにしても、「涼宮ハルヒシリーズ」続刊はまだかな?