9月 24, 2010

「ドラゴンランス秘史 時の瞳もつ魔術師の竜」が急きょ発売された

「ドラゴンランス秘史 時の瞳もつ魔術師の竜」(マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン著)を購入
昨年8月に米国で出版されたばかりの「Dragonlance : The Lost Chronicles Volume III Dragons of the Hourglass Mage」の翻訳版、今回はかなり翻訳が早かった。公式サイトに載ったのもほんの二日前だったし…(ダンジョンズ&ドラゴンズ小説サイト)
内容は「ドラゴンランス戦記 聖域の銀竜」にて「大渦巻」に巻き込まれることになったタニス一行を見捨てて、ただ1人脱出したレイストリンがパランサスの大図書館に到着したところから話は始まる。そして、ネラーカでの暗黒の女神タキシスの謁見の間にて、タニスのそばに「悪の魔術師」として現れるまでの過程が小説化された。
いままで物語の裏に隠れていた
・赤ローブ(中立)から黒ローブ(悪)への変遷
・フィスタンダンティラスとの対決
・「過去と現在の主」
についての物語が語られています。
なかなか面白かったです。
キティアラとの邂逅とか、ソス卿との対決とか、何気に世界全ての魔法が無効化されかねない危機の攻略など、裏ではかなりの大活躍です。タキシスも、レイストリンがこんなに脅威になるなんて思ってもいなかったのでしょうね。そして、ついにタキシスを倒し替わりに神になる野望が生まれています。
これでドラゴンランスでのレイストリンの変遷が納得できかなりすっきりしました。
次は出来れば「The Raistlin Chronicles」(レイストリン戦記)を邦訳してくれないかな。何年か前は邦訳予定に入っていたのに、いつのまにやら無くなっていたんですよねぇ…

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