7月 17, 2018

システム開発でオブジェクト指向を阻むもの

まあ、そんなに大それた話でもないのですが、最近思ったことをつらつらと。
1.オブジェクト指向を利用した開発経験のなさ
本を読んだだけでは、身につかないので、とにかく考え、手を動かす。そして、これは時間がかかる。
2.スケジュール
時間がかかるので、上司から待ったがかかる。
「スケジュールに余裕がないので、従来の方法でやる様に妥協して」
3.自動テスト
従来通りに作られると、一つのクラスが500行とか、20メソッドとか、なんだか雑多な機能が組み込まれ、自動テストができない。そして、自動テストが使えないので、自動テストは役に立たないと勘違いされる。
責務が切り出された小さいクラスだったら自動テストが使えると思うのだよね。開発の方針から間違っている。
4.きちんとオブジェクト指向設計もされていないのに、既存のフレームワークを拡張して、再利用しろとか言われる
使うのだか使わないのだかよく分からない拡張をなんの説明もなしに、他のプロジェクトでも再利用してとか言われても、使えんのだよ。反対に、市販されている書籍に載っているサンプルが使えなくて、困るのだよ。
そして、思想がないから、ソースコードが汚くて、動作を追いにくいのだよ。
5.従来通りでスケジュール通りに動くものができるので、新しいことにチャレンジしない。
皆、新しい技術を勉強しないので、いつまで、この仕事が持つか心配だ。