新訳 とある魔術の禁書目録 (鎌池和馬著)を読了、主人公の生死不明な状態で…とは言っても生きていないということはないでしょうけども…、第三次世界大戦も終わり平和が戻り、学園都市の闇から脱却できたかに思えた一方通行と打ち止めと番外固体、アイテムの浜面、滝壺、麦野、絹旗の面々。しかし、そこに闇を求める「新入生」の魔の手が…というお話
最初のページでのクウェンサーとヘイヴィアの出落ちは大笑いでした。
今回は無能力者の浜面とレベル5の一方通行が、駆動鎧や超能力強化のサイボーグたちと戦います。そして、その戦いの真の目的は…、まあ、「新入生」というチームの暴走っぽいんですけどね。最後の最後は隙をつかれ、あわやというところで…おいしいところを全て持って行くのは…まあ、予想通り。
それにしても、所々に出てくる
「茶色い髪をショートヘアにした、中学生ぐらいの少女だ。(…中略…)ふらふらとした足取りで彼女は雑踏の中へと消えていった」
「白い修道服を来た、銀髪のシスターがいた、その顔には疲労と焦燥があり、整った顔立ちから、生気が削り取られているようだった」
というところが大変泣かせてくれます。この二人のサイドの話も読んで観たいものです。
それにしても、「実は主人公こそ、最後の敵として君臨したのでした」という斜め上くらいの予想もあったのだけど、さすがにそうは行きませんでしたか。