最終話一つ前のSTEINS; GATE、「境界面上のシュタインズゲート」を放映時、および、一日経って、二回目鑑賞。クライマックス直前のとても面白い話だった。
今回は、主人公の気持ちのアップダウンが激しく、前の話の引きで、悲しい別れに落ち込んでいた所に、それが「無かったことにできる」という助けが入り、無かったことにしようとしたところ、より酷い結末を迎え、もう立ち直れないくらい落ち込んだところに、実はそれは正しく助けるための準備だったのだと知らされ、やる気が復活するといった流れ。
もちろんゲームに比べれば、色々と省略されているが、重要な部分はほぼ網羅されていて、かなり濃い内容だった気がする。第一話の紅莉栖の態度や何故紅莉栖がラジ館にいたのか、誰が紅莉栖を殺したか、屋上には何があったのか、まゆりが落としたメタルウーパはどこに行ったかなどの伏線がかなり回収されている。
ムービーメール部分に力入れているのもよかった。ムービーとハモった「特に意味はない」はなんというか鳥肌がたったものだ。
演出面も凝っていて、オープニングが「Hacking to the Gate」の2番に、エンディングがゲーム版の主題歌「スカイクラッドの観測者」に変わっていた。特にオープニングの2番の歌詞には「なかったことにしてはいけない」というのがあり、この23話のために作られた歌詞と言っても過言ではないだろう。
残念だったのは鈴羽の「父さんは黙ってて!」が無かったことくらいだろうか。
ということで、来週は最終回、救出ミッション2回目と「シュタインズゲートの選択」が楽しみである。