PSP goはiPod touch/iPhoneをおいかけて失敗するんじゃないだろうか?

結局、直前のリーク情報通り「PSP go」が発表された(playstation.com)
やはりUMDドライブはないようで、単なる廉価版じゃ…と思ったら、値段はPSP-3000よりも高い。(PSP goが26800円に対し、PSP-3000は19800円、バリューパックですら24800円)既存のPSPよりも高い上に、今までのPSPゲームができないってどういうこと?基本はPlaystation Storeからダウンロードしたゲームしかできませんよねぇ。特にPSP goでないと遊べないゲームというのも作る必要はなさそうだし。
BluetoothもMemory Stick microもゲーム機としてみたら、特に必須と言う項目でもないし。
やはり、iPod touch/iPhoneの成功を気にして、「ちょっとPSPで同じことやってみよう」というくらいのものだろうか?PSPでもなく、メディアプレイヤーでもなく中途半端。
そこをあえて、PSP goが普及するための手段を考えると
1.Playstation Storeに今までのPS1ゲーム全てのダウンロード販売を始める。
今までみたいに、月に数個のリリースとか言っていないで、全部リリースすれば遊べるゲーム数が多くなって、PSP goだけでもおおきな不満がないような気がする。…まあ、Playstation Storeの品数を増やすと、
PSP-3000でも遊べるゲームが増える⇒PSPのゲームも出来て安いから皆PSP-3000を買う⇒PSP goを買わない
となってしまうか…となると、
2.PS1のゲームメディアを「Media Go」経由でPSP goにコピーできるようにする。
これならどうだろうか?PS1のゲームを持っているけど、どこでも遊べるならPSP goを買いたいとは思わないだろうか?私なら買うと思う。本当はPSPのゲームをPSP goにコピーできるのならいいけど、そのために外付けUMDドライブを発売なんてこともなさそうだからね。でも、今更終わっているPS1のゲーム市場を再活性化させてもSONYにメリットもないしなぁ。
やはりAppStoreをまねて
3.PSP go用の開発ツールを無償で公開、個人開発のアプリもPlaystation Store経由で配布可能
なんてことはしないかな?日本市場においてはAppStoreよりも強力なプラットフォームになるのではないかと思うのだが。既存のゲームをHACKされないようにUMD関連のAPIを公開しなければよいのだし。
なんにせよ、今のままではPSP goは単なるPSPの派生として生まれ、そのまま去って行きそうな気がするのであります。